Middle Door

世界は俺をすぐに笑かす

八角風台湾飯

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 八角という香辛料をご存知だろうか?常緑高木の果実であるらしい。トウシキミとも言う。平べったい八角形の星形で茶色い。まきびしの一種と言われたらそう信じてしまうような見た目だ。大抵の日本人には馴染みのないものだと思う。匂いは、大量のシナモンをプレス機で固めたような匂いがする。味はほのかに甘い。『ほのか』と書いたが、砂糖やみりんなんかの甘みとはまた違った甘みを感じる。強烈なシナモン臭に、ほのかに、それでいて確固たる意志をもって強烈な甘みで舌を攻撃するのが八角だ。

 何故、今八角の話なのか。それは台湾を語るには八角が外せないからだ。台北市の屋台を見て回ると変な匂いが香ってくる。それが、八角の匂いだ。初めは何の匂いかわからなかった。そして、それはどの屋台からも匂ってくる。人は優しいし、日本円が使えるところもある。物価は少し安いだろうか。日本語が微妙に通じるところもあり、過ごしやすいのは確かだ。だが、8割方の料理からは八角の匂いがする。八角の入っていないものは甘味ぐらいだ。肉、魚、米には八角が入っていると思った方がいい。日本人でいうところの醤油や味噌なのだろう。トウモロコシには塗りたくられ、ソーセージに至っては練り込まれているほど台湾人の八角好きは極まっている。民間レベルでいうと日本と台湾は仲がいい国であるだろう。だが、食文化というとこれは戦争をせざる得ない。食文化戦争だ。八角VS醤油だ。台湾人に醤油の素晴らしさを説くのだ。お前ら台湾人がかけてきた、八角パウダーを醤油にかえてやりたい。絶対にうまいに決まってる。春巻きにかけている八角パウダーを醤油にかえるのだ。